木彫御所人形 「大志」 / 伊東庄五郎

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サイズ:人形高さ20.5cm (総高36cm)
素材:陶

江戸時代より伊東家に伝わる伝統的な技法「木彫法」により制作。
この技法により制作された御所人形は人形の中でも最高の格式を持つとされている(納期約1か月)。

江戸時代中期に大成した御所人形は、京都の御所から門跡寺院や大名家などに与えられたことからその名がついた。
雛人形や武者人形などの「節句用」、また市松人形などの「愛玩用」とされているものに対し、
御所人形は「観賞用」とされ、当時から美術品として扱われていたことも大きな特徴。

素材である「桐の木」は国内産の目の詰まったものを選び、30年ほど寝かせ乾燥させたものを使用。
人形の白い肌のもとである「胡粉」は牡蠣の貝殻の内側の白い部分を粉にしたもの、衣装は西陣織の金襴地を使用している。
御所人形の特徴である白い肌は、胡粉を塗っては乾かし、塗っては乾かしを約30回繰り返し、磨いたあとに、
上塗りを20回ほど施して表現している。

本作品は「大きな希望と力に満ち溢れた子供」の姿をイメージして制作された。
赤い衣装を着せることが多い御所人形だが、この作品にはより豪華な金襴地の衣装を着用。
衣装の金が織り成す陰影が人形の白い肌に一層の深みを与えている。

伊東庄五郎
伊東家は、江戸時代中期より宮中の行事などで観賞用として用いられた人形「御所人形」の制作を家業とする。1767年には三代当主が後桜町天皇より「有職御人形司 伊東久重」の名を拝領。以来、当主は代々「久重」を名乗り、当代久重(出品作家の父)で十二世となる。出品作家(伊東庄五郎)は伊東家の長男として1971年に生まれ、高校生の頃より制作の手伝いを始める。大学卒業後、本格的に御所人形師の道に入り、10年の修業期間を経て自身初めての作品を発表。その5年後に銀座の「和光」で初個展を開催し、以後、各地で展覧会を開催。また令和元年5月1日には伊東久重十三世嗣(じゅうさんせいし/十三世を継ぐもの)として「庄五郎」を襲名し、現在に至る。